生駒クリニック多職種連携カンファレンスの話

 

生駒クリニックのまわりには大規模な住宅地が広がっており、さまざまな年齢層の方がお住まいですが、全国的な高齢化の波が押し寄せてきていることはここも例外ではありません。ご高齢になるといくつものご病気を抱えたり、移動が難しく通院困難になったりと、ひとつのクリニックだけでは対処しきれない問題がいろいろ出てきてしまうことがあります。
当クリニックでは近隣の病院さんにも日ごろから大変ご助力をいただいておりますが、同時に地域の調剤薬局さん、ケアマネージャーさん、訪問看護ステーションさんなどとの連携も大変重要ではないかと考えておりました。
そうしたおり、幸いにもお世話いただける方がありまして、今年6月から「生駒クリニック多職種連携カンファレンス」を立ち上げることができました。
近所の調剤薬局の先生方、ケアマネージャーさんなどをお招きしてのざっくばらんな勉強会+情報交換会をめざしてスタートしました。6月の1回目は「地域包括ケアについて」をとりあげましたが、今回2回目を10月18日に開催することができました。今回は「誤嚥性肺炎について」の勉強会を企画したところ、おもに調剤薬局の先生方に多数ご参加いただきました。講義は生駒病院栄養士の柴田みどり先生にお願いし、誤嚥を起こしにくい食事の調整法の実演や、実際にみんなで試食してみるなど、少人数ならではの気軽な勉強会となり、参加いただいた方々からも多くのご質問やご意見をいただきました。
今後もこうしたカンファレンスなどを通じ、近隣の医療関係の方々との顔の見える関係を作っていきたいと考えています。
 次回のカンファレンスは来年2月頃を予定しております。ご興味のある方は是非お問い合わせください。